
こんにちはSEO検定1級をもつTana@seoといいます。今回は初心者のSEO対策として「キーワード」について完全解説をします。
SEO対策をするときキーワード設定は超重要ポイントで、基礎中の基礎になる部分です。
しかしキーワード設定といっても様々な角度から調整する必要があるため、ただ闇雲に文中へ組み込むというだけでは検索結果での上位表示はかなり難しいのが事実です。
そこでSEO対策としてのキーワード設定を、全体的に網羅して解説してこうと思います。
SEO対策のまえに「目標キーワード」の選び方

記事をライティングする前に「目標キーワード」を設定しますが、SEO対策として重要なのが「サイトテーマに沿った選び方」をすることが大前提になります。
目標キーワードを設定するときは次の手順で考えるのがおすすめです。
- メインとなるビッグキーワードを定める。
- Googleキーワードプランナーで複合キーワードをチェックする。
ビッグキーワード(シングル単語)での上位表示はとてつもなく難しいので、とくに初心者の場合はビッグキーワード+情報キーワードの「複合キーワード」を選ぶほうがおすすめです。
まずはビッグキーワードを定めた後に、検索されている情報キーワードを調べます。
このときGoogleキーワードプランナーに表示される複合キーワードは「検索ボリュームがある」という証になるので、サイト作成後のトラフィックが期待できるキーワードとなります。
Googleキーワードプランナーには「10~100」「100~1,000」などのように大方の検索ボリュームが表示されるので、初心者の場合は「100~1,000」あたりの複合キーワードを選ぶのがおすすめです。
トップページで目標キーワードについてライティングをして、個別ページで「10~100」の範囲で表示された複合キーワードを狙っていくとロングテールを狙えるサイト作成ができます。
SEO対策の基本「キーワード3大エリア」について

SEO対策で超重要になるのが「キーワード3大エリア」で、サイトタイトル・メタディスクリプション・H1タグに目標キーワードを含めるのがおすすめです。
この3大エリアというのはSEO対策の基礎ともいえる部分で、Googleの検索クローラーへ「どんな情報を伝えるサイトか?」を示すためキーワードを含めていきます。
- サイトタイトル・メタディスクリプション‥目標キーワードを最大2回まで含めてOK。
- H1タグ‥目標キーワードを1回だけ含めてOK。
目標キーワードを多く含めればいいというものでもなく、あまり含めすぎるとGoogleから不正サイトとしてペナルティを受け順位低下につながる場合もあるので最低限に含めることが大切です。
サイト内で重要となる単語なども含めながら、単語の羅列にならないよう「です・ます」など助動詞、「て・に・を・は」など助詞を使って文章で記載することが重要です。
日本語として意味の通じる文章で記載して、GoogleのSEO対策だけではなく検索ユーザーが読んだときにどう感じるかを考えて書くことが大切になります。
また「メタキーワード」を設定することも重要でしたが、今日のGoogleはほとんど意味をなさないSEO対策となっているので未設定でもOKです。もし設定するのであれば目標キーワードを単語ごとに「,(カンマ)」で区切って設定します。
また目標キーワードはなるべく先頭に記載するようにすることで「早く伝えたい言葉」「重要な単語」として認識されやすくなりSEO対策効果も高まります。
ライティング時のキーワード設定について

実際に生地をライティングするときには目標キーワードを文章内に含めていきます。SEO対策としては4つのポイントがあります。
- Hタグに目標キーワードを含める
- 出現率の調整
- キーワード分布の調整
- 近接率の調整
Hタグに目標キーワードを含める
目標キーワードをHタグ(見出し)に含めてライティングします。
ただし記事内のHタグには2・3・4・5‥とありますが、必要以上にキーワードを含めずH2までに抑えて読んだときにしつこくならないよう注意してライティングすることが大切です。
また全てのHタグに目標キーワードを含めるとGoogleから「過剰なSEO対策」としてペナルティを受ける場合もあるので、せめてH2タグまでにしておくのが安心です。
出現率の調整
トップページではキーワード出現率を4~6%、サブ(個別)ページでは2~4%になるよう調整します。
キーワード出現率はファンキーレイティングなどのツールで簡単に確認できますので、ベストな出現率になるまで何度でも調整をしておくことがSEO対策となります。
ただしこの場合も読みづらくなったりしないようにライティングをして、どうしても無理があるようならこの範囲ではありません。
キーワード分布の調整
目標キーワードを含めながらライティングをするとき、人間が伝えたい内容を文章にすると目標キーワードが「逆三角形」という分布になるのが自然な姿といわれています。
文章の初めのほうに目標キーワードが多めに含まれて、後になるにしたがって減っていく。
基本的には記事内全体に目標キーワードが散りばめられているのがSEO対策としてベストですが、それも視野に入れながら記事下になるほどキーワード出現率を減らしていくことがおすすめです。
近接率の調整
目標キーワードというのは、とくに初心者の場合は「複合キーワード」になると思います。
この複合キーワードで「単語同士の距離」を近接率といい、なるべく近接率が高い(近い)ほうがSEO対策として効果的ですが全体のほとんどがそうなってしまわないよう注意することも大事です。
できれば近接率は半分程度に抑えながらライティングをすることでペナルティを避けることに繋がるため、自然と複合キーワードが文章内に入っていることを心掛けるようなライティングがおすすめです。
とくにその昔大きく稼いだスーパーアフィリエイターなどはその時代のまま頭が止まっており「極限まで近接率を高める」とアドバイスをする場合もありますが、いまのSEO対策としてはかなり危険になるので注意が必要です。
SEO対策に効果的な「キーワードの共起語」について

ライティングをするときに目標キーワードだけを含めるよりも、最近のGoogleに対するSEO対策では「共起語」をAIが読み取って上位表示させる場合が多くなってきました。
この「共起語」というのは目標キーワードに付随して書かれる言葉のことで、その単語から連想される関連のある単語のことを指します。
たとえば「ライティング」の共起語は「記事」「文章」「ライター」などで、ライティングという単語が書かれると同時に使われる言葉がこれら共起語になります。
実際に同じ目標キーワードで上位表示を狙う、目標キーワードの出現率が多いウェブサイトよりも、ほとんど共起語で書かれているウェブサイトのほうが上位表示を果たせている場合があります。
したがって共起語というのは目標キーワード並みに重要なSEO対策になるので、共起語ツールなどを使ってしっかりと文章内で記載することが重要です。

画像のalt部分に記入するキーワードについて

文章内に画像(写真)を掲載する場面もありますが、このとき画像内の「alt属性」にキーワードを記載するのもSEO対策として効果的です。
ただし最近のGoogleは画像をそのまま認識できるようになってきたので、そこまで重要なSEO対策とはいえなくなってきました。
この「alt属性」に記載する文字列は「画像内容の説明文」について書くことが大切で、むやみに目標キーワードを詰め込んでしまうとペナルティの対象となる場合もあるため注意が必要です。
その画像に表示されている内容物や文字をそのままalt属性に記載することがいちばんSEO対策としてふさわしいので、やたらとキーワードをムリに詰め込まないようにすることが大切です。
サイト全体のキーワード設定について

Googleは記事内のキーワードだけではなく「サイト全体」でキーワードをチェックしています。記事以外の部分についてもSEO対策を行うことが重要です。
記事以外の部分には「ヘッダー・フッター・サイドバー・グローバルメニュー」など、記事を開いた時点で同時に読み込まれる部分があります。
これらの部分に過剰なキーワードが書いてあるとSEO対策としてマイナスになるため、全体的にくまなくチェックをして調整することがSEO対策になります。
いくら多くてもキーワード出現率が全体の50%以下になるよう「ヘッダー・フッター・サイドバー・グローバルメニュー」などをチェックして、自然な姿になっていることを確認しておくことが大切です。
まとめ

いろいろあるSEO対策の中から「キーワード」について解説をしてきました。ひと口にキーワードといっても様々なSEO対策があるので総合的に調整しておくことが重要です。
とくにWEBライター初心者などは「3大エリア&記事内のキーワード」だけに目が行ってしまいがちで、なかなか検索順位が上がらない!という場合はサイト全体を見渡せていないことが原因かもしれません。
また共起語という概念をもっておくことも今後のSEO対策としてかなり重要になるので、併せてキーワードについて対策をしていくことが大切になります。
SEO対策としてキーワードは超重要なポイントです。
流行り廃りというのも正直いってありますが、それよりも普遍的なSEO対策をしっかりと実践することが長続きする本物のSEO対策として効果も期待でき大切なポイントになります。
解説してきた内容を実践すればかなり上位表示効果が期待できるので、ぜひ騙されたと思って取り組んでみてください。

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